️MacBookProRetina15インチの2015年仕様を買った
MacBookProのRetina15インチは2013年仕様も持っていてまだまだ現役なのだけれど、
仕事用にもう一台買ってみた。 2013年仕様はオプションをもろもろつけて30万円
いかなかったと思うけれど、2015年仕様は欲張ると40万円コース。
円安の影響かもしれないが、今時のノートPCでありえない。
見た目も一緒だし、もともとスペックが良いので明確な違いは感じられないけれど、
Xcodeでエミュレータを走らせた時に、若干早いのかな・・・と思う程度。
ただキーボードやタッチパッドが変わっているのか、感触がやや良い。
(あるいは古いMBPが経年劣化・・・?)
私は意識低い系なので、正直、MacよりWindowsPCの方が使いやすいと思うのだが、
プログラミングをするならUnixベースのMacの方が圧倒的に使いやすい。
ネットワークやさまざまな設定が、Windowsは難しく感じる。
ところで最近はAWSやGithubのおかげで仕事をクラウドで完結できるので、
もう会社なんか行かなくて良いのではと思っている。
先週は午前中だけ出社して、午後は自宅で 作業していたのだけれど、全く不便を
感じないどころか、静かなのでむしろ仕事がはかどった。*1
そのうち出社しなくて良い状態にしたいとMBPを見ながら思った。
*1:ただし近所の奥様方と合わないように気をつけた。「○○さんのご主人、昼間から家にいるわ。まさか・・・」などと邪推されては困る。
仕事は引き受けるより断る方が重要
私はシステム開発会社に勤めているのだけれど、私の管轄範囲においては
受託開発は顧客とのやりとりが面倒なので、技術やマーケティングの実験が
できる場合を除いて全て断る ことにしている。*1
それにも関わらず、営業マンが仕事を持ってきた。
営業マン「こんな仕事がとれそうなんですが、そちらでできないですかね?」
私「○○(新人)さん、時間とれそう?」
新人「えー、いや、忙しいです」
私「スケジュールの調整が難しいですね。外注を使ってください」
営業マン「承知です」
30代に突入した今でも「自分が何をしたいのか」、
「自分にはどんな仕事が向いているのか」がはっきりとわからない。
だけれど「何をやりたくないか」ははっきりさせておいた方が良いと思う。
それは好き嫌いでもいいし、得意不得意で決めても良いのかもしれないが、
大事なのは「長期的に見て、自分の人生に意味があることかどうか」なので
はないだろうか。
・やらないよりやった方が良い
・やってもやらなくてもどっちでも良い
・やらなくてもいい
・やらなくちゃいけない
程度のことは全てやらない方針にした方が良い。
仕事でも今回のように目先の売上をあげたい営業部がくだらない仕事を
持ってきたりする。営業部はそれが仕事なので理解はするが、私自身、
そんなことに関わりたくないし、私より若い同僚が他人の点数稼ぎに時間を
とられるのは気の毒だ。
そんなことをしたら売上が上がらないじゃないかと思うかもしれないが、
そんなものは営業部が責任を取れば良いと割り切っている。
もし開発側の人間ががチマチマした売上をいちいち気にしなければならないのなら、
営業部など必要ない。
いや、営業がいなければ仕事がとれないじゃないかという反論があるかもしれないが、
それなら技術部が自ら営業をすれば良いのだ。営業部がある以上、しかるべき責任は
とってもらわないと困る。
そもそもどのような仕事を社員に行わせ、会社として組織資産を形成して
競争優位に導くかは経営戦略そのものだ。
くだらない仕事はきっぱりと断った方が、会社のためでもあるのだ。
中には「そんな利己的なことはダメ」という人もいるかもしれないが、私は
そのような発想の方が利己的だと思う。
どうも社畜精神がある人を観察するに、それは愛社や仲間意識から来ているのではなく
「自分はここまで頑張ったんだから、面倒みてくれよ」という発想が見え隠れしている。
表ではアピール目的で無意味な残業をしているくせに、裏で会社の愚痴を言っているのは、
たいてい、社畜精神に溢れる人々だ。
会社に個人を守る義務などはない。*2
ならば私たちも自分の身は自分で守るために仕事を選んで必要なスキルや経験を
身につけていかなければならない。経営視点をもったセルフスターター、まさに
求人情報なんかで会社が(綺麗ごとで)求める人材ではないだろうか。
まぁ、仕事を断るには、断れるだけの状況を作っていかないといけないのだけれど、
それこそサラリーマンの腕の見せ所だ。ビジネスにしろ組織内の立ち居振る舞いに
しろ、所詮はただのパワーゲームなので綺麗事を並べても意味がないのだ。
地域貢献というのは大袈裟だけれど
地方に本社がある取引先があるのだが、多少コスト高でも地元の企業を
優先して仕事を回しているらしい。地域活性化の一助になればとのこと
だけれど、立派なことだと思う。
ところで、家に帰ったら長年愛用していたママチャリがパンクして嫁が
困っていた。さっそく近所の小さな自転車屋に持って行ったら、タイヤが
ひび割れ&磨耗で交換しかないという。値段を聞いたら両方で8,000円。
自転車自体もそうとう疲れ切っているので、8,000円も払うくらいなら
新しいのを買ったほうが良いと思って、目に止まった良さげなママチャリ
を購入した。
私は常日頃、Amazonや量販店の値段を比べて最安値を狙う。
おそらく、同じ自転車を量販店で買ったら、かなり安くなったのでは
ないだろうか。が、その取引先の言葉を思い出して、潔く購入。
日本は没落まっしぐらで市場はどんどん狭くなるしお給料もいっこうに
上がらないのだけれど、だからと言ってグローバリズムとか競争ばかり
していると疲れる。
こういった身近なコミュニティで助け合ってみんなで仲良く暮らすのも
悪くはないのかもしれないと思った1日だった。
内緒️️だけれどIT業界はブラックではない
人事部が採用が思うようにならないと嘆いている。IT業界は未曾有の
人材不足で、どこ企業も優秀な人材を雇おうと必死だ。
私が勤めるようなシステム会社が新卒や中途でエンジニアを採用しようと
考えた場合、賃金がネックになってくる。
ポテンシャルを備えた未経験新卒を雇うにしても、少なくとも400万円は
提示しないとそれなりの人材は応募してこない。新興ベンチャーの中には
未経験者に500万円以上支払う企業もある。さらに中途ともなれば、
即戦力を期待するならばできれば800万円以上、経験が少ない人でも
600万円が相場になる。シニアクラスのエンジニアやプロマネともなれば、
1,500万円以上支払う場合もある。
世間的にIT業界がブラックであるという誤った認識があると思うが、以上の
賃金体系を踏まえれば、現代の日本においてどこがブラックなのだろうか。 *1
そもそもブラックというのはどういう状態だろうか。
私は、スキルや経験の積み重ねができず、努力したところで所得が増えない
環境をブラックだと考えている。
その点、IT業界は全く逆だ。
高学歴や天才ハッカーでなくても、それなりに努力すれば平均より上の
賃金が得られる、言ってみればキャリアの再現性の高さIT業界の魅力だ。*2
大企業の30代の平均年収は600〜800万円くらいだが、
一定の技量と経験を備えたエンジニアなら20代半ばで到達する金額だ。
大企業に入るには学歴が必要だし、仮に良い大学を出ても好待遇の企業に
入れるかはわからない。エンジニアならば、しかるべき技術と経験が
あれば、学歴や才能に関係なく、技能に見合った対価が得られる。
IT業界の流動性と技術の汎用性の高さがそれを可能にしている。
技術も経験もあるのに、それに見合ったお給料を払わない企業があれば、
むしろプログラマが会社を見限って、より良い条件の企業に転職できるのだ。
よく聞く長時間労働も、実際に働いている人からすると首を傾げたくなる。
最近は労基問題がうるさく、無駄に残業できないのだ。私の会社でも残業が
多いと業務管理部門からきついお叱りが入る。
むしろ新人の頃は仕事も早く覚えられるしなにより残業代が入るので、
残業万歳だったのだが、最近の若い人は気の毒だ。
入社して数年経つと裁量労働になるので、これは企業にもよるのだが、
仕事さえ終わっていればいつ出社していつ退社してもかまわない。
そういう決まりなのだ。
私の会社の場合、1秒でも出社すれば出勤扱いだが、会社によっては
月160時間いれば、いつ来ていつ帰っても良いというケースもある。
どちらにせよ、かなり気楽な就業体系だ。
まぁIT業界はブラックという風評が流れている方が、私のような怠け者から
すれば競合が減って良いのだけれど。
日本の国民皆保険の破綻とベンチャー企業へ転職するさいの注意点
人事が、国が企業に社員の健康保険負担をどんどん押し付けてくる
という物騒な話をしていた。日本はすでに年金が破綻しているのは
自明だが、もうすぐ健康保険も破綻しアメリカのように貧乏人は
保険に入れない社会になるのだろうか。
そのうち、企業は優秀な人材を集めるために自分たちがいかに優れた
保険会社と契約しているかを競うようになるかもしれない。
ところで企業間の健康保険の格差はすでに存在する。
大企業ならそれぞれが健保組合を持っているし、例えばIT業界だと
ITSという健保組合が有名だ。保険組合に差はないと思うかもしれないが、
いわゆる協会けんぽに入っている企業だとITSと比べて従業員の負担は
より大きい。毎月の手取り額も違ってくるし、例えば扶養者がいる場合、
配偶者の人間ドックも健保組合なら指定病院で格安で受けられるが、
下手な健保だとほとんど自腹だ。付与給付金や、各種施設を格安で使える
制度の有無も大きい。
ベンチャーや中小零細企業などに転職する場合、面接時に必ず加入している
健保組合を質問し、仮に実質負担額が増えるならば、差額分は給料に上乗せ
してもらった方が良い。
やや大げさかもしれないが、企業が有利な健保組合に加入していない場合は
転職を控えた方が良いかもしれない。加入審査に通らないのかもしれないし、
それ以前に従業員の生活に関心がないのかもしれない。
『ANNIE/アニー』〜実写映画でミュージカルは無理がある
レンタル屋の新作コーナーに行くと、大抵の作品は借りられている。
出たばかりとなれば、一つも残っていないことも珍しくない。
だが、本作『ANNIE/アニー』は割と数があるにもかかわらず、
Blu-rayもDVDも全て残っていた。いわゆる地雷だ。
はっきり言って、私も観たくはなかった。ケースの裏に書いてある
あらすじを読むだけで、虫酸が走った。
だが、B級アクションばかりだと嫁が嫌がるので、たまにはドラマ系も
良いかと思って借りてしまった。
開始1分で後悔した。嫁も微妙な表情。
この映画がどうというよりも、そもそもミュージカルは舞台で
見るもので、実写映画で見るものではない。*1
なんというか、テンションがわからないのだ。
見どころと言えばキャメロンディアスの顔芸くらいで、
まぁなんとか最後まで観れる程度。
特に歌のシーンは聴いていてこちらが照れてしまった。
なんで映画を見て気を使わないといけないのだろうか。
*1:ディズニーアニメならわかるが。
ワイルドカード
B級映画にとってストーリーは主張しすぎてはいけない。
本作は『イコライザー』のデンゼル・ワシントンがジェイソン・ステイサムに
なっただけの、元軍人がマフィアをボコボコにするというTHE B級映画の
王道だ。B級といっても、最近のこれ見よがしに有名俳優を揃えたり、
迫力シーン満載の金満B級ではなく、純朴なB級だ。
あまりにもB級なため、どこがストーリーの落とし所なのか全く読めない。
ある意味サスペンスである。
そして本作において最大限にゾクッとくるのは、主人公の格闘ではなく、
主人公の元彼女がマフィアのボスの男性器をハサミで切断しようとする
シーンだ。私は見ていて、背筋が凍り生きた心地がしなかった。
このような特に面白くもないけれど、とりあえず最後まで観れる映画
というのは、大作に慣れてしまった現代人に落ち着いて鑑賞できるという
点でありがたい存在だ。